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2019年3月10日

「心の復興」遂げるまで

東日本大震災8年
「宝物の手紙」原動力に 
山口代表、避難続く住民と懇談

公明党の山口那津男代表は9日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から8年を前に、福島県の被災地に足を運んだ。山口代表は、復興の状況を精力的に調査したのに続き、党福島県本部(代表=若松かねしげ参院議員、参院選予定候補=比例区)がいわき市で開催した党員大会であいさつし、「福島の復興、『心の復興』遂げるまで全力で闘う」と強調。会合に先立ち、第1原発が立地し、今なお全町避難が続く大熊町の党員らと和やかに語り合った。

避難生活が続く大熊町の党員と懇談する山口代表(中央)=9日 福島・いわき市

「どうも皆さま、ご無沙汰していました!」。山口代表がそう語り掛けると、党大熊支部(支部長=伊藤昌夫町議)のメンバーに、とびきりの笑顔が広がった。一人一人の目をじっと見つめ、固く握手を交わす山口代表。その中に、頬を伝う涙をそっとぬぐう一人の女性がいた――。

南場昌子さん(63)。いわき市の仮設住宅で自治会長を務めていた2015年11月、山口代表との出会いがあった。数日後、びっしりつづられたハガキが届く。「力を合わせ、全力で頑張ってまいります」。山口代表からだった。

「やっぱり、公明党は庶民の味方だ」。その“手紙”は南場さんの誇りとなり、「宝物」にもなった。新たに住まいを移した地域で今、この“宝の思い出”が党勢拡大に歩む大きな原動力になっている。

伊藤町議は「町民から『少しずつ、希望を持って生活できるようになった』と聞くのがうれしい」と報告。山口代表は「きょうを新しいスタートにまた頑張ります! 共々に元気で!」と、ひとときの語らいを締めくくった。

党福島県本部が党員大会

“復興選挙”の勝利を誓い合った党福島県本部の党員大会=9日 福島・いわき市

党員大会で、山口代表は、8日に政府が復興に関する新たな基本方針を閣議決定したことに言及。国が重点支援する「復興・創生期間」(16~20年度)の終了とともに廃止となる復興庁の後継組織について「政府の中に復興庁を引き継いで復興を推進する役割を持つ部門を残すべきだと公明党が訴え、これが入れられた」と語り、政治が責任を持ち、担当相が配置される見通しになったと強調した。

若松県代表は「大震災から間もなく8年、今も4万2000人の県民が避難生活を強いられている。福島の復興加速化へ、風評と風化という“二つの風”を乗り越えていきたい」と力説した。

11月19日に任期満了を迎える福島県議選いわき市選挙区に挑む新人の真山祐一氏は「議席増を懸け、被災地の最前線で闘う。何としても大勝利する」と訴えた。これに先立ち、いわき市の清水敏男市長、楢葉町の松本幸英町長が来賓としてあいさつし、発災以来、復興に取り組んできた公明党への感謝を述べた。

Jヴィレッジ復活を確認

青々とした芝生が戻ったJヴィレッジのグラウンドを眺める山口代表(右端)ら=9日 福島・楢葉町

山口代表らは、震災後に東京電力福島第1原発事故の対応拠点として利用され、来月20日に全面再開するサッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)を訪問。施設を運営する株式会社Jヴィレッジの上田栄治副社長の案内で、昨年9月にオープンした国内最大級の全天候型練習場や、コンベンションホール、天然芝のグラウンドを視察し、“復活”の姿を確認した。

上田副社長は、数年前まで原発作業員らの駐車場として芝生を剥がして使われていたグラウンドや、東電の社員寮が建っていたスタジアムを紹介。「Jヴィレッジは元に戻らないのではないかという不安があったが、ここまで復活できた」と喜びを語った。

県内初の「水素ステーション」も視察

また、一行は同日、福島県いわき市で、5日に県内で初めて開設された、水素を動力源にして走る燃料電池車(FCV)に水素を供給できる商用定置式の水素ステーションを視察し、関係者と意見交換した。

同市は、水素エネルギーを活用した循環型社会の構築に取り組んでいる。施設を運営する根本通商の根本克頼社長は、「水素エネルギーの地産地消をいわき市で実現したい」と話した。

山口代表は「大いに推進し、バックアップしたい」と語った。

党員大会の会場では、公明新聞が被災地で撮影し続けてきた写真を紹介する「『人間の復興』へ」の展示も行われた

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