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2019年3月9日

訪問介護事業者「安心して駐車できる」

許可時間の条件を緩和 
埼玉県

埼玉県は先ごろ、訪問介護・看護事業者が利用者宅へ訪問する際の自動車の駐車許可条件を緩和し、負担が減ったと、関係者から喜ばれている。公明党の西山じゅんじ県議(県議選予定候補)が実現に尽力した。

西山県議は3年前、同県所沢市内にある社会福祉法人「桑の実会」(桑原哲也理事長)が運営する介護施設の事業者らと懇談。この中で、訪問介護を行う事業者の業務車の駐車許可について、申請の際、1日あたりの訪問が複数あった場合は、駐車場所ごとに駐車時間を申請書に記載する必要があり、駐車許可も訪問時間帯しか認められていない実情を知った。

複雑な申請手続きも簡素化

実際には、訪問時間がずれ込んでしまうケースも多いことから、事業者は常に駐車取り締まりを気にしなければならない状況。手続きも、訪問場所によって管轄が複数の警察署にまたがる場合、それぞれの警察署に申請書を提出する必要があった。このため、「駐車許可のルールを改善してほしい」「手続きをもっと簡単にしてほしい」などの声が寄せられた。

相談を受けた西山県議は昨年2月定例会で、駐車許可時間は訪問時間帯だけでなく、緊急時も含めて幅広い対応を行うよう要請。複数の警察署への申請手続きも、「簡素化すべきだ」と訴えていた。

これに対し県は、従来の訪問時間帯のみから、事業所の営業時間内であれば、どの時間帯でも駐車許可申請できるように改善。複数の警察署への申請も1カ所にまとめてできるようになった。なお県では、夜間など緊急訪問時の際は警察署に電話し許可を受ければ、介護訪問先付近での駐車も可能となるようにしている。

このほど西山県議は、「桑の実会」の介護施設を訪問し、駐車許可手続きの簡素化実現を事業者らに報告。要望していた事業者からは「安心して駐車ができるようになった」「手続きがスムーズになってありがたい」などの声が出ていた。

桑原理事長は「現場の事業者や利用者の目線に立って動いてくれるのが西山さん。これからも福祉の向上ために頑張ってもらいたい」とにっこり。

西山県議は「従事者の待遇改善や介護福祉士など資格取得に向けた支援をはじめ、施策の充実に今後も全力を挙げる」と決意を語っていた。

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