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2019年3月9日

任期投げ出し、職責放棄

知事、市長辞職ダブル選へ
住民生活メリットない
党大阪府本部で佐藤府代表

記者会見で見解を述べる佐藤府代表=8日 関西公明会館

公明党大阪府本部の佐藤茂樹代表(衆院議員)は8日夜、大阪市西区の関西公明会館で記者会見を行い、大阪府の松井一郎知事(地域政党・大阪維新の会代表)と大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)が同日、それぞれ府議会と市議会の議長に辞職願を提出し、4月7日の統一地方選と同日に知事・市長のダブル選が実施されることになったことを受け、見解を述べた。

佐藤府代表は、松井、吉村両氏が辞職表明したことについて「残り8カ月の任期を投げ出し、職務・職責の放棄ではないか」と指摘。また、松井氏が市長選、吉村氏が知事選に「入れ替え出馬」するダブル選については「府民・市民の生活や大阪の成長のために何のメリットがあるのか甚だ疑問だ」と述べ、維新側の政治姿勢を強く非難した。

さらに、7日に開かれた大阪都構想を議論する法定協議会で否決された、住民投票の実施時期を盛り込んだ「工程表」に触れ、「公明党は、慎重かつ丁寧な議論とスケジュール感はセットであると一貫して主張してきた。府民・市民の理解と議会の合意形成が最優先であることから、スケジュールありきで強引に進めることに反対した」と強調。維新が進めた強行採決は「選挙狙いのパフォーマンスとしか思えない」と批判した。

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