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2022年5月5日

“料理ができました”

聴覚障がい者に振動で通知 
徳島県

県担当者(左端)から説明を受ける(右から)楠本さん、柏木さん、梶原県議

徳島県板野町にある県立大型公園「あすたむらんど徳島」のレストランにこのほど、食事を注文する聴覚障がい者らのため、振動や光、音で料理が出来上がったことを知らせる呼び出し機器が導入され、利用者から喜ばれている。徳島市内で聴覚障がい児の放課後デイサービスなどを運営する「合同会社こばと」の楠本聡子さんから公明議員に寄せられた声がきっかけだった。

ある日、楠本さんは、聴覚障がいのある子どもたちと「あすたむらんど」のレストランで食事をしようとしていた。このレストランは、注文した料理ができると番号で呼ばれる仕組み。ところが、子どもたちは自分の番号が呼ばれても聞こえない。いつ取りに行けば良いのか分からない子どもたちの様子に楠本さんは気付いた。

公明県議への声きっかけに公園レストランに機器導入

楠本さんは、公明党の梶原一哉県議に「大きなディスプレーでの表示や手元で通知されるものを導入してほしい」と相談。この声を受け、梶原県議は県担当課に「あすたむらんど」利用者の利便性向上を図るべきだと訴えてきた。その結果、料理ができると振動などで知らせる呼び出し機器が計18台導入された。

聴覚障がいのある柏木一護さん(12)は、「料理ができたらすぐに分かるのでうれしい」と機器が導入されたことを歓迎。楠本さんは「介助者がいなくても安心して利用できるようになった」と喜んでいる。

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