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2022年5月5日

コラム「北斗七星」

電車の車窓から、薫風に吹かれて泳ぐこいのぼりを各所で眺めることができる。民家の庭先や、川、公園でこいのぼりを揚げ、子どもたちの健やかな成長を願う、この時季ならではの風物詩に心が癒やされる◆こいのぼりが泳ぐ天空から現実社会へ目を向けると、子どもの健やかな成長のために克服すべき課題が山積だ。昨年に生まれた子どもは約84万人と6年連続で過去最少を更新。コロナ禍が結婚や妊娠の減少に拍車をかけ、少子化がさらに加速しかねない◆一方、児童虐待、いじめ、自殺、不登校など子どもを取り巻く環境は過去最悪の水準にある。社会全体で支える時ではないか◆公明党は「チャイルドファースト(子ども優先)」の社会実現を掲げる。今国会で、来年度発足をめざす「こども家庭庁」設置法案と、子どもの権利を保障するこども基本法案の成立に全力を挙げる◆きょうは「こどもの日」。サン=テグジュペリの『星の王子さま』に、こんな言葉があった。「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない」(岩波文庫、内藤濯訳)。北斗子は幼なじみと会い、子どもの頃の思い出話から今を語り合う日としたい。(東)

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