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2019年3月8日

東日本大震災8年 JR常磐線 全線再開20年3月までに

富岡―浪江 復旧工事を報道陣公開 
復興の象徴 公明がリード

JR常磐線・双葉駅の復旧状況を調査する井上副代表(手前右から3人目)ら党加速化本部のメンバー=3日 福島・双葉町

JR東日本は7日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故により不通となっている常磐線の富岡(福島県富岡町)―浪江(同県浪江町)間(20.8キロ)の復旧工事を、報道陣に公開した。2020年3月までの全線での運転再開に向け、線路の敷設や信号機の設置を進めている。

常磐線は津波により駅舎や線路が流失するなど甚大な被害を受けた。不通区間の大半は放射線量の高い帰還困難区域で、除染と並行して工事を進めてきた。空間放射線量が最大で毎時30マイクロシーベルトあった地点も、同1.35マイクロシーベルトにまで下がったという。

第1前田川橋りょう(双葉町)は地震で上り線が崩落するなどしたが、ほぼ再建を終え、現在は通信ケーブルの復旧作業中。双葉駅では駅舎の橋上化や自由通路の新設工事が続いている。JR東日本水戸支社の堀込順一設備部長は「工事全体の7割超が終わった。年内の試運転開始をめざしたい」と話した。

JR常磐線の早期開通に関して公明党は、「復興のシンボル」と位置付け、対策を一貫してリード。国会論戦や政府への政策提言でも繰り返し求めてきた。今月3日には、党東日本大震災復興加速化本部(本部長=井上義久副代表)が双葉駅や大野駅(同県大熊町)、夜ノ森駅(同県富岡町)の復旧状況を調査した。

また、国と地元自治体、JR東日本で構成する「常磐線復旧促進協議会」は14年11月、当時の太田昭宏国土交通相(公明党)の指示で設置された。以後、党出身の復興、経済産業の両副大臣が課題解決に向けた議論の中心役を担った。

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