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コロナワクチン3回目 国民の半数超が完了
感染・重症化 ともに低下
公明、接種加速に全力
政府は25日、新型コロナワクチンの3回目の接種率が50.8%に上ったと発表した。全国民の半数超が接種を完了したことになる。このうち、65歳以上の接種率は86.9%だが、20代は30.1%、30代は33.2%となっている。政府は、10代を含めて3回目の接種時期を迎えている若者に対し「感染すると若い方でも重症化するケースがあり、いわゆる後遺症の心配もある」として、接種の検討を呼び掛けている。
3回目の接種を巡っては、変異株「オミクロン株」の流行下でも感染や重症化を防ぐ一定の効果が確認されている。
東京都が21日に発表した分析結果では、3月1日から4月18日までの新規陽性者のうち、3回目接種者での陽性者発生割合は0.11%で、2回目接種者(0.36%)の約3分の1、未接種者(0.53%)の約5分の1だった。重症患者の発生割合も、3回目接種者は2回目接種者の4分の1、未接種者の8分の1をそれぞれ下回った。
公明党は、3回目接種費用の無料化や、3回目接種時期の前倒しなどを推進。今後も、若者世代を含めた接種の加速化に力を入れていく。