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経済運営に万全期す
急激な円安など注視し対応
自公党首が会談
自公党首会談後、記者団の質問に答える山口代表=20日 首相官邸
岸田文雄首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は20日昼、首相官邸で会談し、急激に進む円安や世界経済の動向を注視しながら、政府・与党で結束し、経済運営に万全を期す方針を確認した。
物価高騰を受け、政府が今月末に策定する「総合緊急対策」の取りまとめに向けては、自公両党の幹事長を軸に協議が行われている現状を共有した上で、引き続き両党幹事長による協議に委ねることで一致した。
これに先立ち国会内で開かれた党参院議員総会で山口代表は、2022年度予算の予備費について「ウクライナの情勢変化や急激な円安などを織り込んで設けたわけではない」と指摘。物価高騰対策などの財源について「参院選前後に不測の事態が起これば、22年度の予備費で対応し切れる保証はない。国民の不安に応えるためにも、補正予算を編成し、今国会中に成立させることが重要だ」と強調した。