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2022年4月9日

コロナワクチン そこが知りたい

12~17歳の3回目接種
当面はファイザー製で
15歳までは保護者の同意必要

新型コロナウイルスワクチン3回目接種の対象年齢が18歳以上から引き下げられ、12~17歳も接種可能になりました。各自治体では順次、接種券を郵送しています。18歳以上との違いや、科学的根拠はどうなっているのでしょうか。

■重症化リスクある子どもは特に推奨

12~17歳では、当面はファイザー製ワクチンのみを使用し、1、2回目と同じ量を接種します。厚生労働省は、特にぜんそくや糖尿病などの基礎疾患がある、重症化リスクの高い子どもに対して、事前にかかりつけ医と十分に相談した上での接種を推奨しています。

接種は、2回目から6カ月以上間隔が空いていることが条件です。15歳までは原則、接種会場が認める場合などを除いて保護者の同伴が必要となり、予診票に保護者の署名がなければ接種を受けられません。16歳以上は本人の同意に基づいて接種が行われます。

厚労省が発表した、オミクロン株流行期の3回目接種に関する米国内の研究調査によると、16~17歳が接種した場合、コロナ感染症のような症状による救急外来の受診を減少させる効果は、2回目接種から14~149日経過後では34%でしたが、3回目から7日以上経過後は81%に上昇しました。別の研究では、12~17歳がファイザー製を接種した後の副反応について、接種部位の痛みや頭痛などが2回目と同じ程度か、やや高く出た一方、ほとんどが重篤化せず、死亡例もありませんでした。

今後はモデルナ製ワクチンもデータが十分に集まり次第、使用が検討される見込みです。

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