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2022年4月7日

ウクライナ避難民 “戦禍”逃れ、感動の再会

首都キーウから11日かけ大阪へ到着 
石川氏、市議の強力な支援実る

会いたかった、会いたかった、本当に本当に、会いたかった―。大阪府吹田市に住む重山保人さん(75)とウクライナ人のネリーさん(59)の夫妻は5日、大阪国際空港(伊丹空港)でウクライナから避難してきた娘と孫を出迎え、強く抱きしめた。避難を強力にサポートしてきた公明党の石川ひろたか参院議員(参院選予定候補=大阪選挙区)と野田泰弘・吹田市議が、その様子を温かく見守った。

感動の再会を果たしたウクライナ人家族(手前4人)を見守る石川氏(右端)ら=5日 大阪国際空港

娘のビクトリアさん(37)と孫のアンドレイ君(13)は、首都キーウ(キエフ)に住んでいた。ロシアによって繰り返される爆撃に、おびえる日々。重山、ネリー夫妻も報道で、故郷の変わり果てた光景を見る度に、涙、涙で夜も眠ることができなかった。

こうした中、夫妻は隣人の公明支持者に吐露した。「娘と孫を日本に呼び寄せたいけど、無事に来られるか……」と。その公明支持者は野田市議に連絡。野田市議はすぐに石川氏へとつないだ。

石川氏は直ちに、外務省にウクライナ脱出と日本渡航への手厚い支援を要請。先月26日からキーウをたち、極寒のウクライナを西へ陸路で移動していたビクトリアさんたちの状況を石川氏は逐一、確認し、同省に援助を求め続けた。

その結果、道中、ポーランドの日本大使館の職員から的確にルートが指示され、翌日、2人は隣国のポーランドへ、何とか入国。国境付近では、多くのボランティアにも助けてもらったという。

ポーランド入国後は、日本大使館により、ビザ申請のサポートなどが行われ、5日、政府専用機の予備機に乗って羽田空港に到着。機内で新型コロナの検査後、国内線に乗り換え、大阪国際空港に着いた。

今後、ビクトリアさんとアンドレイ君は、市議会公明党の働き掛けを受け市が用意した市営住宅で避難生活を送る。地元の企業も支援に乗り出しており、食料や日用品一式を無償提供している。

重山、ネリー夫妻は報道陣の取材に対し「石川議員をはじめとした多くの方々に助けていただきました」と述べ、「戦禍にあるウクライナから娘と孫を迎え入れることができ、このような時間を迎えることができて、本当に幸せです」と語った。

帰りの車に向かう途中、「安心して寝られます」と話したビクトリアさんたち。石川氏は「生活が困らないよう、これからも支えます」と励ました。

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