ニュース
コロナワクチン そこが知りたい
3回目の前に引っ越した
接種券、転入先で申請
手続きせずに届く自治体も
年度替わりの3月から4月は引っ越しが増える時期です。新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を受けるには、居住する市区町村から送付される接種券が原則必要ですが、2回接種完了後に他の自治体へ引っ越した場合、接種券は転入先の住所に届くのでしょうか。
住民票所在地の市区町村が変わった場合、3回目用接種券を受け取るには申請が必要です。一部自治体では申請なしで接種券が送付されますが、届かなければ現住所の市区町村に問い合わせるか、ワクチン接種の総合案内サイト「コロナワクチンナビ」で発行申請してください。なお、同サイトで申請を受け付けていない自治体もあります。
市区町村から接種券が送付されないケースとしては、住民票所在地変更の他に▽海外在留邦人であり、成田空港か羽田空港で2回接種▽在日米軍従業員接種で2回接種▽製薬メーカーの臨床試験(治験)で2回接種▽海外で2回接種――などが想定されます。
引っ越し前の市区町村で発行された接種券が手元にある場合、転入先での接種券発行申請の際、一緒に提出したり、自分で破棄したりするなどの対応を求められることがあります。詳しくは自治体のホームページやコールセンターなどで確認してください。その上で、堀内詔子ワクチン担当相は15日の記者会見で、引っ越しを予定している人に向けて、既に接種券があれば転出前の接種も検討するよう促しています。