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コラム「北斗七星」
「綸言汗のごとし」という。一度口にした言葉は出た汗のごとく引っ込めることはできないという意味だが、政治家の暴言や失言が衆院解散や閣僚辞任につながった事例は数多い◆1953(昭和28)年2月28日の衆院予算委員会。吉田茂首相は、質問者に対して「バカヤロー」と言った。これが引き金となり衆院は解散。いわゆる“ワンマン宰相”による「バカヤロー解散」である◆しかし、吉田は回想録で次のような言葉も残している。「民主主義の根底をなす思想は寛容である」「与野党ともに、良識に富み、愛国心に燃え、国民のために国政を行わんとするにあらざれば、民主政治とは言えない」◆昨今、政治家の言葉の軽さが言われ、国会中継を見た人からは「他を貶める言葉がぺらぺらと口から出てくる品性なき政治家の姿は実に恥ずかしい」との声も。言葉は政治家の最大の武器だが、信なき言論は逆に政治家への信頼を失墜させてしまう◆平成年間に54もの新党ができては消えていったなかで、公明党は今秋、結党55周年を迎える。「庶民の汗と涙のわかる政党、政治家はいないのか!」との声を受け誕生したのが公明党だ。衆望に応えて一言一言に心血を注ぎ、論戦を通して国の将来像や政策を競い合い合意をめざす公明党ならではの闘いをさらに強めていきたい。(鈴)









