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2022年3月19日

早期復旧に総力 公明、被災状況を調査

宮城・福島 断水や建物に被害

被災したコンサートホールを山田市長(右端)の案内で視察する(右から)庄子、横山、遠藤、大森の各議員=18日 宮城・白石市

宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震で、断水や停電は18日も一部地域で続き、両県はライフラインの復旧を急いでいる。両県の停電はほぼ解消されたが、断水は宮城県内7市町の約3万4000戸、福島県内5市町の一部で続いている。地震による死者は、これまでに両県で計3人、けが人は12県で計203人確認された。公明党の石井啓一幹事長は18日午前、衆院第2議員会館で記者会見し、地震発生翌日の17日以降、公明党議員が被災地を訪れ、被害状況などを調査していると報告。その上で「政府はインフラの早期復旧や被災者・事業者支援などにきめ細かい対応をお願いしたい」と訴えた。議員らは18日も各地で被災現場を視察した。=関連記事2面

公明党宮城県本部の庄子賢一代表(衆院議員)は、同県内の被害状況を精力的に視察。白石市では横山昇、遠藤伸幸の両県議、大森貴之市議と調査した。

一行は、山田裕一市長らの案内で、天井などが崩落した同市文化体育活動センター(ホワイトキューブ)を視察。このうちコンサートホールは、天井のパネルや照明が落下し、ホールの象徴であるパイプオルガンや、610席の客席の半数近くが損壊している。

山田市長は「11年前の東日本大震災では大きなダメージはなかった。復旧にかかる費用も時間も見通せない」と窮状を訴えた。

さらに、山田市長は、同市のシンボルである白石城や温泉施設にも大きな被害が発生したことを説明。その上で「県から災害救助法の適用が決定したことの報告を受けたが、市だけでは復興は難しい。さらなる県、国の支援とともに激甚災害の指定をお願いしたい」と求めた。

庄子氏は「早期復旧への予算措置、マンパワー支援も含め、自治体のニーズ(要望)に応じた対策を講じられるよう党の総力で取り組む」と答えた。

これに先立ち、庄子氏は仙台市太白区の観光地・秋保温泉を鈴木広康、佐藤和子の両市議と訪れ、宿泊事業者から被災の現状と復旧への要望を聴いて歩いた。 ホテル瑞鳳では、安齋松一総支配人の案内で建物や水道など破損箇所を確認。安齋氏は「宿泊客にけがはなかったが、建物被害が想像以上で新規予約を当面、停止せざるを得ない」と話した。その上で、施設の修繕、改修へグループ補助金の拡充などを要望。今回の地震で宿泊のキャンセルが相次いでいる現状を述べ「『Go To』事業の早期実施や人流回復へ交通網の復旧を急いでほしい」と強調した。一行は、緑水亭で大石祐紀・取締役総務部長と営業再開の支援を巡り、意見交換した。

視察を終えた庄子氏は「営業再開へ向けた支援策を推進し、観光業の回復に全力を尽くす」と語った。

■被災地 大雨大雪の恐れ/土砂災害、河川増水など警戒

宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震の被災地では18日、急速に発達する低気圧の影響で天候が悪化した。東北太平洋側では同日夜から19日にかけて大雨や大雪になる見込みで、気象庁は地震の影響で地盤の緩んでいる所があるとして、土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けた。

気象庁によると、低気圧は19日、三陸沖を急速に発達しながら北東へ進む見込み。東北太平洋側の同日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で60ミリ、同降雪量は山沿い50センチ、平地40センチ。山沿いでは地震の影響で雪崩も発生しやすくなっているとみられる。

東日本高速道路によると、地震で発生した路面の亀裂などによる高速道路の通行止めは、18日正午ですべて解除された。一方、JR東日本によると、列車脱線などの影響による東北新幹線那須塩原―盛岡間の運転見合わせは21日まで続き、全線開通は4月以降となる見通し。

秋保温泉を訪れ、被害状況を聴いた(右から)鈴木、佐藤の両議員=18日 仙台市太白区

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