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2022年1月29日

買い物弱者に支援の手

府営住宅で移動販売開始 
大阪・東大阪市

買い物弱者へ支援の手を――。大阪府東大阪市にある府営「春宮住宅」では今月から、食料品や日用品を積んだトラックによる移動販売が始まり、地域住民から好評だ。同住宅での買い物支援の充実には、公明党の府議と市議の連携プレーがあった。

移動販売について吉神自治会長(手前右)と懇談する山下府議(左隣)

春宮住宅の移動販売は、移動スーパーを展開する株式会社「とくし丸」が担う。肉や魚といった生鮮食品や総菜のほか、パン、菓子、日用品など豊富な商品をトラックに積み、同住宅の敷地内で販売する。

利用者は毎週月、木曜日の午前10時45分から同11時45分まで買い物が可能で、トラックに積んでいなかった商品はドライバーに注文すると、次回の販売時に持ってきてくれる仕組みだ。

「移動販売が開始されてすごく助かっている」と話すのは、春宮住宅の自治会長を務める吉神春美さんだ。吉神さんによると、1208戸ある同住宅で、65歳以上の住民はおよそ1100人。住民の高齢化が進む一方で、昨年3月末には近隣の大型商業施設が閉店した。加えて、付近にはスーパーを経由するバス停などがないこともあって、買い物難民が急増したという。

同年5月に住民の買い物の実態を把握するため、全世帯を対象にアンケートを実施したところ、回答を得られた603件のうち、半数以上に当たる393件が、徒歩で30分以上かかるスーパーまで歩くか自転車で通っていることが明らかになった。

こうした実情を吉神さんから聴いた公明党の山下浩昭府議は、同月の定例会で「(大型商業施設が閉店したことに伴い)春宮住宅の入居者をはじめ、周辺地域の住民が食料品の購入などに不便や苦労を感じている」と指摘し、府側に買い物支援の充実を要請したことで、今回の移動販売が実現した。

市内循環バスの停留所も新設。
公明府・市議が連携し実現

新設されたバス停前で、市職員(手前)から説明を受ける山下府議(奥側前列右端)と市議会公明党のメンバー

一方、市議会公明党(菱田英継幹事長)も、これまで春宮住宅に暮らす買い物弱者らへの支援充実を推進してきた。

昨年12月には、春宮住宅から徒歩約5分ほどの場所に、市内循環バスの停留所が新設された。これにより、バスで大型スーパーを経由して買い物をすることが可能になった。市議会公明党は山下府議と連携し、同住宅で暮らす買い物弱者と、その周辺住民の支援を盛り込んだ要望書を作成。同年7月に市議会公明党として野田義和市長に提出し、実を結んだ。

山下府議と地元市議らは、「これからも公明党のネットワークを通じて、さらなる買い物支援の充実に全力を尽くす」と語っている。

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