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参院選協力を強化
公明の5選挙区、自民が推薦へ
幹事長、選対委員長が合意
会談に臨む石井幹事長(左から2人目)、高木選対委員長(左端)ら=11日 国会内
自民、公明両党の幹事長と選挙対策委員長は11日、国会内で会談し、10日に行われた自公党首会談を踏まえ、今夏の参院選に向けた両党の協力を強化していくことで合意した。
席上、自民党の茂木敏充幹事長は、岸田文雄首相(自民党総裁)の指示を受け、参院選が迫っていることから「公明党との選挙協力を強化していきたい」と強調。これに対し公明党の石井啓一幹事長は、緊迫するウクライナ情勢などを踏まえ「自公が協力して、この国難を乗り切っていきたい」と述べた。
その上で、茂木幹事長は、公明党の5選挙区(埼玉、神奈川、愛知、兵庫、福岡)の予定候補に対し「自民党として推薦させていただきたい。なるべく早く協議して党として正式に決定したい」と強調。石井幹事長は、応じる考えを示した。
また、公明党が予定候補を擁立していない38選挙区では、両党の地方組織間で協議をスタートし、合意できた選挙区から順次、自民党の予定候補に公明党が推薦を出すことで合意した。
会談には、自民・遠藤利明、公明・高木陽介の両党選対委員長が同席した。