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2022年3月8日

フレイル(虚弱)予防に取り組もう

日常の工夫で健康寿命延ばす 
党東京都本部女性局・オンライン講座の講演要旨 

公明党東京都本部女性局(局長=松葉多美子都議)が2月26、27日に開催したオンライン講演会の講座の一つとして、「健康長寿に向けたフレイル(虚弱)予防」がテーマとなりました。講師を務めた都健康長寿医療センター高齢診療科の岩切理歌部長の講演要旨とともに、竹谷とし子党女性局長(参院議員、参院選予定候補=東京選挙区)のあいさつを紹介します。

都健康長寿医療センター高齢診療科部長 岩切理歌氏

フレイルとは「加齢に伴う心身の活力の低下」を意味し、健康と要介護の間の状態を指します。基準となる5項目のうち、3項目に該当するとフレイル、1~2項目でプレフレイルになります。しかし、日常での心掛けや工夫でフレイルを予防し、健康な状態を保ち、健康寿命を延ばすことは可能です。

特に女性の体は、50歳前後で閉経を迎えた後、さまざまな変化が生じてきます。最初は体重の増加が気になりますが、一定の年齢を過ぎると、筋肉や水分が減り体重が減少します。閉経を迎えると、コレステロール値が高くなり、骨粗しょう症のリスクも高まるので、プレフレイルの時点から対策を始めましょう。

フレイルは活動量が減ったことによる筋肉の減少だけでなく多面的な要因で発症します。低栄養やひきこもり傾向にある人のほか、心臓や肺などに病気を持っている人は、フレイルになりやすいとされています。また、フレイルの人は、認知症や、うつにかかりやすいともいわれています。

バランス良い食事、適度な運動心掛けて

フレイル予防のポイントはバランスの良い食事と適度な運動です。食事は、タンパク質を中心に多くの種類の物を食べ、運動は回数や量にこだわらず、続けることが大切です。

ここで、フレイル予防の四つの柱を紹介します。まず、病気の治療をしっかり受けることです。加齢とともに、動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞、認知症のリスクが高まります。また心臓や肺が悪くなると、疲れやすくなり、動けなくなってしまいます。病気がある場合は、きちんと治療を続けるとともに、早期発見へ定期的な健康診断を必ず受けてください。薬を正しく内服し、生活習慣を整えることも重要です。

二つ目は、必要な栄養を取ることです。とりわけ、自身の体重1キログラム当たり、最低1グラムのタンパク質を1日で取ってください。例えば、体重が60キログラムの人は60グラムです。そのため、食事には肉や魚、野菜、納豆などの大豆製品、牛乳、チーズ、卵などをバランス良く取り入れてください。

三つ目は、運動を続けることです。運動による筋力アップは転倒防止につながります。また動脈硬化、生活習慣病、認知症、骨粗しょう症、便秘や不眠の予防にもなります。週3~5回のストレッチや軽い筋トレ、有酸素運動がお勧めです。

最後は社会参加です。地域などに“通いの場”を持つことが重要です。感染症対策を十分に取りながら、1日1回は買い物などで外出して人と会話し、月1回は友人や知人と会うようにしましょう。

政府、20年度から健診導入

党女性局長 竹谷とし子参院議員

「社会の健康は女性の健康から」との思いで、東京都本部女性局では2009年から定期的に、女性の健康に関するセミナーなどを開催し、これまで多くの皆さまに参加して頂きました。

14年には「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)の予防で講演会を開催しています。

また、政府は20年度から、公明党の推進で75歳以上を対象にフレイル健診を導入しています。今や人生100年時代といわれています。引き続き、党として女性の健康を支える施策の充実に取り組みます。

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