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2022年3月7日

もしもの時も愛犬と一緒

全32避難所でペットを受け入れ 
災害時のガイドライン作成 
神奈川・海老名市

「一緒に避難できるようになり安心しました」。神奈川県海老名市で、愛犬のピースちゃんと一緒に暮らす近藤道枝さんが笑顔で語る。災害時のペット同行・同伴避難に関するガイドラインが作成され、先月から市内全32の避難所でペットを受け入れられるようになったからだ。

ペット同行避難所開設を喜び合う近藤さん(左)と日吉市議

2019年10月のことだった。台風19号の影響で神奈川県内にある城山ダムを緊急放流し、相模川の水位が上昇。避難指示が出され、海老名市で約5000人が避難所へ。

しかし、避難所でペットを受け入れるルールは定かではない。近藤さんは迷い、悩んでいたが、「ピースを残して避難することはできない」と、愛犬と一緒に自宅に残ることを選択。自宅で不安な夜を過ごした。

台風禍を踏まえ、市が後日、実施したアンケートでは、避難しなかった人のうち、20代と30代、40代、70代でペットがいることを理由に挙げた人が最も多かった。

一人の声から公明市議が推進

避難できなかった体験を近藤さんから聞いた公明党の日吉弘子市議は、19年12月の定例会で、災害時、ペットと一緒に避難できる場所の確保を要望。その後も重ねて市に働き掛ける中で、市はガイドラインを作成し、発災直後、避難所にペット専用スペースを設け、同行避難に対応できるようにした。

「こんなに素晴らしい議員は、他にいないです」。近藤さんは、大切な家族であるピースちゃんと共に、日吉市議へ感謝の気持ちを伝えた。

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