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妊産婦優先の駐車場
利用期間を大幅拡大し好評
岐阜県
有効期間拡大を喜ぶ渡部さん(右端)と(左から)澄川、水野吉近の両県議
岐阜県は今年度から、妊産婦が「ぎふ清流おもいやり駐車場」を利用できる期間を大幅に拡大し、喜ばれている。以前は妊娠7カ月から産後3カ月までだったが、母子健康手帳交付時から産後1年(双子などの多胎児は1年半)までとした。
「ぎふ清流おもいやり駐車場」は、パーキングパーミットと呼ばれる制度。妊産婦や障がい者に対し、公共施設や商業施設にある優先駐車区画の利用証を交付するものだ。利用証は、導入している他の40府県(昨年7月時点)でも使える。
岐阜市の公明党支持者、渡部優香さんは昨年3月に双子を出産した。澄川寿之県議からこの制度のことを聞き、利用している。渡部さんは「車から出るとき、ベビーカーを用意して子どもたちを降ろすのは大変。おもいやり駐車場は施設の入り口近くにあるので、とてもありがたい。多くの人に知ってほしくて、ママ友にも教えている」と話した。
澄川県議は2020年9月定例会で、妊産婦の利用証有効期間について「産後3カ月は短いのではないか」との県民の声を紹介し、多胎児の妊産婦らについて期間を延長するよう要望。県側は「制度を柔軟に運用したい」と答えていた。