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国産の飲み薬 早期に
塩野義製薬研究センター視察
大阪・豊中市で石川氏
塩野義製薬株式会社の担当者(左端)と意見交換する石川氏(右から2人目)ら=16日 大阪・豊中市
公明党の石川ひろたか参院議員(参院選予定候補=大阪選挙区)は16日、同府豊中市にある塩野義製薬株式会社の医薬研究センターを訪れ、新型コロナウイルスの国産飲み薬の開発状況を聞いた。地元の府・市議らが同行した。
同社が開発中の飲み薬はコロナウイルスが増殖するのに必要な酵素の働きを妨げ、重症化の抑制と発熱やせきなどの症状を改善することが狙い。これまでの臨床試験(治験)で、患者の体内のウイルスを減少させる効果が確認されている。
案内した同社の担当者は「今月中に(治験の)データを集計し、良好な成績が出たら、国に承認申請する予定」と説明。その上で、条件付き早期承認制度が適用された場合に備えて、「3月までに100万人に使っていただけるよう準備している」と述べた。
石川氏は「公明党がこれまで国産治療薬の早期実用化に向け、国に対し条件付き早期承認制度の活用などを訴えてきた。さらに力を入れて後押ししていきたい」と語った。