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2022年2月12日

コラム「北斗七星」

日本には世界でもまれな大規模疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」がある。環境(エコロジー)と子ども(チルドレン)を組み合わせて名付けられた◆環境汚染などにより被害を被りやすい子どもたち。その健康と安心な生活を守る国家プロジェクトだ。公明党が導入を推進した。協力の同意が得られた全国約10万組の親子が参加する大規模調査は今年で丸11年。約94%と高い参加者率を保っている◆例えば、乳歯(脱落乳歯を回収)は化学物質の取り込み情報が閉じ込められた“タイムカプセル”という。胎児期から1歳までに子どもが取り込んだ化学物質の時期や量が、数日から1週間単位で記録されている。ここでは成長や発達との関連が分析され、施策につなげられる◆成果例の一つには、妊婦が皮膚炎を起こしやすいという報告がある染毛剤を使用した場合。生まれた子どもの3歳時において、気管支喘息とアレルギー性鼻炎のリスクとなる可能性が示されたという◆一方、全世代に目を転じると、中高年男性(40〜74歳)の2人に1人、同女性(同)の5人に1人が今、いわゆるメタボ(内臓脂肪症候群)に。胎児期や乳児期、化学物質を含めて、どんな環境因子が成人期の健康に影響を及ぼすのか。息の長い調査の今後に期待がかかる。(照)

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