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コラム「北斗七星」
先日、少し離れた場所にいた青年が会釈してきた。大きなマスクを着けていたため、誰か分からなかったので近づいてみた。すると開口一番、「母がお世話になっています」と大きな声が。よく見ると、いつも話をしている女性のお子さんだった◆ハキハキした口ぶりに感心していると、続けて「最近、公明新聞を読んでいます。面白い記事が多いですね」と知らせてくれた。詳しく聞くと4~6面の連載が目を引いたようで、特に木曜日に興味深い内容が掲載されている、とのこと。編集に携わる者として、何よりの励ましの一言であった◆若者の政治離れが指摘されて久しい。投票率の高い高齢者向けの施策が優先される「シルバー民主主義」という言葉が提起されるほど、20~30歳代の投票率が低い傾向も続いている。若い世代が政治を人ごとのように感じていては、今後もこの流れは変わらないであろう◆公明党青年委員会はボイス・アクションやユーストークミーティングを通して、若者層の声を聞き、政治参加を促進してきた。公明新聞がその一翼を担っていると自負している◆2~3月は「機関紙拡大運動 集中期間」でもある。青年世代も含め、多くの方が「面白い」と実感し、「これからも読みたい」と期待していただける紙面作りに、さらに徹してまいりたい。(歩)