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新人議員が初質問
昨年の衆院選で初当選を果たした公明党の中川宏昌、平林晃の両氏が4日、各委員会で初質問に立った。
豪雪地帯へ支援を
中川(宏)氏
衆院財務金融委員会で中川氏は豪雪対策について、除排雪時の死傷事故を防ぐための取り組みを拡充するべきだと強調した。
中川氏は、2021年度補正予算で、除排雪体制の整備などに取り組む自治体を支援する「豪雪地帯安全確保緊急対策交付金」が創設されたことを評価した上で「中長期的な対策拡充へ豪雪地帯を支える安定的な予算確保を」と訴えた。財務省は「国土交通省と密接に連携を図る」と答えた。
このほか中川氏は、地方創生に向けた地域金融機関の取り組みを支援していくことが必要だと力説した。
5G整備加速せよ
平林氏
衆院内閣委員会で平林氏は、地方のデジタル化の推進に向け、高速通信規格「5G」の基地局整備の加速化を訴えた。総務省側は、5Gネットワークの人口カバー率を2023年度までに9割への引き上げが目標だとした上で、「今年度中に新たな整備計画を策定し、公表予定だ」と答えた。
また平林氏は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減った事業者を支援する「事業復活支援金」の申請について、自治体による身近なサポートが必要だと強調。中小企業庁側は支援情報を共有し、取り組みを後押しする考えを示した。