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ウクライナ情勢は緊迫
識者の講演聞く
党外交部会
ウクライナ情勢を巡り岡部所長(右端)の講演を聞いた党外交部会=3日 衆院第1議員会館
公明党外交部会(部会長=三浦のぶひろ参院議員)は3日、衆院第1議員会館で、神戸学院大学国際交流センターの岡部芳彦所長を招き、「日本から見たウクライナ危機」をテーマに講演を聞いた。
席上、岡部氏は、北大西洋条約機構(NATO)の不拡大を求め、ロシアがウクライナに軍事圧力をかけるなど情勢が緊迫化している現状を解説。ロシアは、ウクライナを「紛争当事国」と印象付けることで、NATOや欧州連合(EU)への加盟阻止につなげていると分析した。
事態の改善に向けては、日本が先進7カ国(G7)で唯一、NATOやEUに加盟していないことを挙げて、「仲介役としての可能性がある」との期待を示した。