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国産治療薬の効果確認
党会合で開発状況説明
製薬会社
手代木社長から治療薬の開発状況などを聞く党合同会議=31日 参院議員会館
公明党の厚生労働部会(部会長=伊佐進一衆院議員)と医療制度委員会(委員長=あきの公造参院議員)は31日、参院議員会館で合同会議を開き、塩野義製薬の手代木功社長から同社が開発に取り組む新型コロナウイルスの治療薬(飲み薬)とワクチンに関する進捗などの説明を聞いた。
手代木社長は最終臨床試験中の治療薬について、高い抗ウイルス効果と安全性が確認されていることを報告。国内で安定的な治療薬を供給するためにも国産治療薬が果たす役割は大きいと述べ、「早期実用化をめざす」と語った。また、ワクチンに関しては3月中には国内承認申請に必要なデータがそろうことから「1億2000万人分を供給できるように体制整備も進めている」と語った。
伊佐部会長は「コロナ克服へ、今後も国産のワクチン・治療薬の開発を後押ししていきたい」と語った。