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2022年1月29日

(ユーチューブ「公明党チャンネル」から)オミクロン株、どう対応?

医師・元検疫官 あきの公造参院議員が解説

全国で感染が急拡大する新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に、政治や私たち個人はどう対応していけばよいか――。医師で元検疫官でもある、あきの公造参院議員が、動画投稿サイト「ユーチューブ」の公明党公式チャンネルで分かりやすく解説しています。要旨を紹介します。

オミクロン株について解説する、あきの氏(パソコン画面から撮影)

3回目接種 強力に推進
高齢者、基礎疾患ある人は重症化しやすい

■高い感染力

オミクロン株の感染性や、伝播性が高まっているということは間違いないようです。1人の人が何人にうつすのかという「実効再生産数」は、デルタ株の2.55~4倍になっているという報告が上がっています。

さらに特筆すべきは、家庭内の2次感染例がデルタ株の時よりも2.5倍に増えていることも分かっており、オミクロン株の感染性と伝播性が強くなっていることは明らかです。

国内でオミクロン株に感染した最初の109例の9割以上が無症状ないし軽症です。海外においても、オミクロン株は重症化しにくい可能性が示唆されるデータが報告されています。

しかし、高齢の方や基礎疾患のある方が重症化しやすい新型コロナウイルス感染症の特徴には何ら変わりはありません。よって3回目のワクチン接種も、ぜひ検討していただきたいと思います。

■収束のカギ

昨年のデルタ株による第5波も、2回のワクチン接種を推進したことで収束につなげることができました。3回目接種によって、低下した抗体の値が上昇することが分かっています。さらに、異なるメーカーのワクチンを使用する「交差接種(交互接種)」を行っても、効果があります。今回のオミクロン株に対しても、3回目接種を進めることで、感染の抑制につながると思います。

飲み薬の供給に力尽くす
ウイルス変異の影響なく増殖防ぐ

■治療薬

公明党は軽症者らの重症化を防ぐ抗体療法について、入院時だけでなく、外来や往診、さらには濃厚接触者に対しても投与できるよう推進し、実現してきました。しかし、オミクロン株に対しては、ウイルスの表面にある突起状のスパイクが変化しているため、その効果が下がってきている可能性があり、ロナプリーブという抗体カクテル療法の投与は推奨されていません。

その上で公明党は、コロナの飲み薬を確保するよう政府に求めてきました。飲み薬が確保できれば、在宅で早期に治療を受けるという選択肢が得られます。さらに飲み薬は、スパイクタンパクの変異には影響されず、ウイルスの増殖を防ぐことで重症化の予防に効きます。

■公明党の取り組み

昨年9月22日の公明党の会合では、専門家を交えて飲み薬の評価を行いました。効果が見込めることから、同24日には首相官邸に対して飲み薬の確保を国費で行うよう申し入れを行い、当時の加藤官房長官から「抜かりなくやりたい」との答弁を引き出しました。

世界でコロナの飲み薬を開発しているのはわずか4社で、うち1社が日本製です。日本で製造しているからといって、日本で確実に使えるかというと、必ずしもそうではありません。日本の質の高い飲み薬を確保しようと、世界もしのぎを削り始めており、一日も早く国産の飲み薬も確保するよう政府に働き掛けを行いました。

既に一部の飲み薬は国内に確保できていますが、これからも公明党は、コロナの飲み薬をきちんと確保し、医療現場に届けられるよう力を尽くします。

個人の対策、徹底さらに
手洗いや換気、マスク着用など

今後、オミクロン株への置き換わりが進んだとしても、感染経路などは同様であり、一人一人に必要な対策は、これまでと一切変わりません。より感染しやすいという特性をご理解いただいた上で、引き続き▽手を洗う▽換気をする▽距離を取る▽マスクをする▽ワクチンを打つ――といった基本的な感染予防対策を徹底していただきたい。

公明党はこれまで、ワクチンの確保から接種までを強力に推進してきました。治療薬については、中等症、重症の方に対してレムデシビルを、軽症の方には抗体療法と飲み薬をそろえました。これからも公明党が先手、先手でコロナ対策を推進していきます。

1、2回目と違うワクチンの交互接種でも効果十分
「安全性が確認」(厚労省)

コロナワクチンの3回目接種ではファイザー製とモデルナ製が薬事承認されています。3回目では「1、2回目接種時に用いたワクチンの種類にかかわらず、どちらのワクチンでも十分な効果と安全性が確認されている」(厚生労働省)ことから、1、2回目とは異なるメーカーを使用する「交互接種」も行われています。

英国の研究では、1、2回目の接種でファイザー社のワクチンを受けた30歳以上の人を対象に、追加接種後の反応を調査。その結果、3回目がファイザー製の人、モデルナ製の人、いずれの場合も抗体価が十分上昇し、副反応にも差がなかったことが報告されています。

3回目接種で政府が確保・供給するワクチンに占めるモデルナ製の割合は、1、2回目より大きくなっています。このため、迅速・円滑に3回目接種を進めるためには、モデルナ製の活用が重要になります。岸田文雄首相は「ワクチンの種類よりもスピードを優先していただくようお願いする」と訴え、自身も「1、2回目はファイザー社を打ったが、3回目はモデルナ社を打つ」と強調しています。

 

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