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濃厚接触 待機7日に短縮
エッセンシャルワーカーは5日 政府
公明の提言踏まえた判
断公明の提言踏まえた判断記者会見で石井幹事長
政府は28日、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者について、検査で陰性を確認すれば最短6日目で解除していた「エッセンシャルワーカー」の待機期間を、5日目に短縮することを決めた。それ以外の人は、従来の10日間から7日間に緩和することを決定した。
濃厚接触者の急増から、一部地域では社会活動の維持が難しくなっており、短縮を決めた。濃厚接触者の待機期間は14日間だったが、オミクロン株の潜伏期間が約3日と従来株より短いことが判明したため、厚生労働省が14日、10日間に短縮。医療や介護、保育など社会機能を支えるエッセンシャルワーカーは、接触から6日目に検査で陰性だった場合、待機を解除できるとしていた。
国立感染症研究所の報告では、オミクロン株感染者は、99.2%が10日目までに発症するが、7日目を過ぎて発症する人も5.5%いるとされる。
■公明の提言踏まえた判断/記者会見で石井幹事長
公明党の石井啓一幹事長は28日午前、衆院第2議員会館で記者会見し、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への対応や今夏の参院選について大要、次のような見解を述べた。
【新型コロナ対策】
一、(ワクチン3回目接種について)進んでいない原因として、1、2回目にファイザー社製を打った人が3回目にモデルナ社製を打つ「交互接種」をためらう人が多いとの指摘がある。政府は、国民に対して交互接種の安全性や有効性を分かりやすく説明し、ワクチンの種類よりもスピードを優先する必要性を丁寧に伝えてもらいたい。
一、(濃厚接触者の待機期間を10日間から7日間に短縮する政府の判断について)公明党が首相に提言したものであり、評価したい。中小企業など代替要員の確保が難しい企業もエッセンシャルワーカー並みに短縮するよう提言している。引き続き柔軟な対応をお願いしたい。
【参院選に向けて】
一、(創価学会が選挙支援の考え方として、党派を問わず「人物本位」で判断すると改めて発表したことについて)1994年の新進党が結党する直前に決定して以降、変わらざる基本方針だと理解している。
一、今回、公明党の予定候補者は「良識の府」である参院にふさわしい見識と人格を備え、立党精神を体現した実力ある人材だと評価され、推薦していただいた。今後も推薦していただけるような行動をし、そうした人物を擁立していく。