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2022年1月28日

コラム「北斗七星」

コロナ禍の中、当初減少して不思議がられていた生活保護の申請が、このところ増え続けている。やはり影響が、弱い立場の人に及んでいることは間違いない◆目立つのは女性の生活困窮者。申請だけでなく、困窮者支援に取り組むNPO関係者からも、支援活動の現場に若年女性の姿が目立つという声が寄せられている。国の統計でもコロナ禍以降、女性の自殺率が特に上昇している◆生活保護の申請窓口での門前払い的な対応の問題も早くから指摘されている。厚生労働省は、窓口で必要な情報を申請者に示さないなどの不適切な対応はもちろん、そう受け取られる可能性のある対応もしないよう繰り返し通知している。それでも関係者から改善を求める訴えは後を絶たない◆生活困窮者は全般にそうだが、特に女性の場合、配偶者などの暴力(DV)を避けるため、現在の居場所を知られたくない人も多い。このため扶養義務者を探す「扶養照会」などの常套的実施には慎重であるべきだ◆一方で、行政改革などに伴う人員減により、窓口業務に携わるケースワーカーや職員の負担も増えている。適正規模の80人をはるかに超える200人を担当するケースもあると聞く◆寄り添うべき人の声にしっかりと耳を傾け、希望の未来を作るため、やるべきことはまだまだある。(唄)

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