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子どもとの自宅療養
機嫌、食欲、呼吸など注意
息苦しさ・嘔吐あればすぐ相談
感染防止へ換気・マスクも
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が広がり、中でも、直近1週間の10代以下の感染者数が約4万人に上るなど、子どもの感染増が顕著になっています。コロナに感染した子どもを自宅で看病する場合、どのようなことに気を付ければいいでしょうか。
感染した子どもは、成人と比べて重症化しにくい傾向が続いています。ただし、特に2歳未満と基礎疾患がある子どもは症状が重くなりやすく、注意が必要です。
子どもは、必ずしも自身の体調の変化を十分に伝えられるわけではありません。厚生労働省は健康観察のポイントとして、機嫌、食欲、顔色、呼吸などを挙げ、▽意識がはっきりしない▽食欲が低下している▽顔色が悪い▽息苦しそう▽嘔吐を繰り返す――などが見られる場合、担当の保健所や、かかりつけ医に早めに相談するよう呼び掛けています。機嫌が良く、食欲があり、顔色が普通であれば、基本的には心配いりません。
家庭内で感染を広げないためには、定期的な換気や、可能な範囲でのマスク着用(2歳未満は息が詰まるため着用しない)、小まめな手洗いなどが大事です。さらに厚労省は感染対策として、子どもの世話をできるだけ限られた人で行うことや、手で触れる共用部分の消毒、鼻をかんだティッシュなどのごみを二重に密閉して捨てることも促しています。
看病している人が感染し、子どもの世話について相談したい場合は、自治体や保健所などに連絡してください。