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元気に、朗らかに活動
都道府県・政令市議が手記
現場の声をカタチにしようと、元気に、朗らかに活動する都道府県・政令市の女性議員の手記を紹介します。今回は、松田華子・京都市議、門田まゆみ・神戸市議、川上多恵・福岡市議です。
多胎児支援でサポートブック
京都市 松田華子 議員
私には、双子を含めて4人の子どもがいることから、育児に悩む母親の多様な相談に対応する中、個別の事情に寄り添った、きめ細かな支援の必要性を実感してきました。
自らの経験を基に、私は2020年5月定例会で、多胎児育児への支援拡充を要望。保育所入所要件の緩和、支援情報の提供や育児スキルの伝達などを提案しました。これを受け、市は昨年5月、妊娠から乳児期までの必要な情報をまとめた冊子「多胎児家庭のためのサポートブック」を作成。各区役所で配布するとともに、市のホームページに電子書籍として公開し、多くの人に見てもらえるよう工夫しています。また、保育所に入所しやすくなるよう、市の「保育利用優先度判定基準」の多胎児へのポイント加算が実現しました。
このほか、女性の視点からの防災対策も進めています。市の防災会議における女性委員の割合は、19年度の7.5%から21年度の25.9%へ大きく上昇しました。目標の30%に向け、引き続き推進していきます。
また、機関紙購読拡大の取り組みでは、若い世代に公明党のことを知ってもらおうと、公明新聞電子版の推進に力を入れています。どこでも読める利便性の魅力を語り、1月実配45部のうち17部が電子版で、その購読者の大半が40代以下です。さらなる拡大に向け、今後も地道に信頼の輪を広げ、愛読者づくりに全力で挑戦していきます。
ワクチン接種案内に点字追加
神戸市 門田まゆみ 議員
コロナ禍で日々の議員活動が一変してしまいました。以前は、さまざまな方に直接お会いし声を聞いてきましたが、そうした活動が難しくなりました。そこで私が心掛けているのは、電話やSNSなどを通じ、どんなに“小さな声”も聴き漏らさないことです。
以前、目の不自由な高齢者の方から、電話で相談が寄せられました。新型コロナのワクチン接種について、接種券と同封の案内の中に、視覚障がい者のための「音声コード」(2次元コード)が付いていますが、スマートフォンなどが必要なことから、電子機器に不慣れな高齢者にとって使いにくいとのことでした。私はすぐに先輩議員とともに、久元喜造市長に改善を要望。その結果、ワクチン接種の案内に点字が追加され、相談者に大変喜んでもらいました。
また、ひきこもりの子どもを持つ親の方から支援を求める声を聞き、2019年6月定例会で支援の強化を主張。市は20年2月から、ひきこもりの人やその家族を対象に、ワンストップ相談窓口「神戸ひきこもり支援室」を設け、相談件数は3800件を超えています。
一方、党勢拡大に向けて、公明新聞の拡大にも挑戦しています。対話の際には、新聞の切り抜きをメールで送るなどして購読を推進。新聞拡大から党の理解者になってくれる人も増えました。今後も“一人”の声を受け止め、政策実現に走り抜いてまいります。
子ども医療費の助成を拡充
福岡市 川上多恵 議員
私自身、12歳の子どもを持つ母親です。ママ友などから「子どもを育てやすい環境をつくってほしい」と相談を受けることが多く、2019年の初当選から子育て支援の充実に力を入れています。
その一つが、子どもの医療費助成の拡充です。同年6月の定例会で取り上げるとともに、県や市の先輩議員と連携しながら推進してきました。その結果、市は昨年7月より、通院の助成対象を小学6年生から中学校3年生まで拡大し、1医療機関当たりの自己負担額の上限を月500円にしました。子育て世帯の母親たちから、とても喜ばれています。これからは高校3年生までの子ども医療費無償化をめざし、取り組んでまいります。
出産後の育児をサポートする「産後ケア」の充実も訴えています。産後ケアを実施する施設は、市内10カ所に設置していましたが、私の地元・博多区にはありませんでした。そこで、昨年6月の定例会で施設の整備を訴えた結果、同年9月に博多区に開設されました。
こうした私の活動や党の実績、政策を知ってもらおうと、先日、友人に公明新聞電子版の購読を依頼しました。どこでも記事を読め、SNSにもシェア(共有)できるといった電子版の魅力を伝えたところ、購読を快諾してくれました。
今後は、福祉などの制度の狭間で苦しむ人のための政策づくりや、党勢拡大への活動に全力を挙げます。