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新生児聴覚検査に助成
早期発見・療育に生かす
岐阜・多治見市
岐阜県多治見市は昨年4月から、新生児聴覚検査の費用を助成している。この検査は、聴覚障がいの子どもを早期に発見して療育するのが目的。出生後、入院中に行うことが多い。
補助額は検査費用の半額(上限3700円)。市が委託する医療機関で検査を受ける際は、助成額を差し引いた金額を窓口で支払う。ほかの医療機関の場合は全額支払った後で助成額を受け取る。
生まれつき音を聞くことが困難な難聴児は、1000人に1~2人いるとされる。難聴の子が、正しく言葉を覚えたり発話したりするには、早期発見・療育が重要だ。市の担当者は「助成が早期発見につながれば」と話した。
公明党の寺島芳枝市議は2017年6月定例会で「難聴の早期発見が、その子の人生を大きく左右する」と述べ、新生児の聴覚検査にかかる費用の助成を求めていた。