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2022年1月22日

核なき世界へ道筋を

“アジア安保対話”で主導 
ワクチン・薬、国内開発の支援必要 
参院代表質問で山口代表

代表質問に立つ山口代表=21日 参院本会議場

参院は21日の本会議で岸田文雄首相の施政方針演説などに対する各党代表質問を行った。公明党の山口那津男代表は「核なき世界」の実現に向けて、日本が核保有国と非保有国の橋渡し役を積極的に果たすべきだと強調。首相が核廃絶へ打ち出した「国際賢人会議」の役割を明確にするよう求めた。感染が急拡大する新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の対応では「医療提供体制の確保やワクチンの追加接種前倒しなど迅速な対応が必要だ」と力説。国産ワクチン・治療薬の開発支援などを強く求めた。

質問と政府答弁の要旨

【核廃絶・安全保障】山口代表は、核廃絶に向けた各国政治指導者らによる「国際賢人会議」について、「具体的に何を目標に、どのような方々の参加を得て開催するのか」と見解をただした。岸田首相は、核保有国にも会議への参加を求めていく考えを示し、「それぞれの国の立場を超えて知恵を出し合い、核兵器のない世界の実現に向けた具体的な道筋を自由闊達に議論したい」と答えた。

また、山口代表はアジアの平和安定に向けて、日米同盟を基軸としつつも、米中ロなどが参加する形で「多国間の安全保障対話の枠組みづくりを日本が主導してはどうか」と主張した。

【コロナ対策】山口代表は、3回目接種で使用するワクチンについて、自治体が希望する供給量を確実に確保し、前倒しによる混乱が生じないよう総力を挙げるべきだと強調した。

ワクチンや経口治療薬(飲み薬)を巡っては「海外に依存せざるを得ない状況を直視すべきだ」と指摘し、国内で開発・生産できる体制整備を訴えた。岸田首相は「産学官の実用化研究を集中的に支援し、世界トップレベルの研究開発拠点、ワクチン製造拠点の整備に取り組む」と答えた。

【全世代型社会保障】山口代表は、子育て・教育を国家戦略に据えて、恒久的な支援策を中長期的に充実していくよう要請。医療や介護の提供体制の再構築に向け「明確なビジョンの提示を」と迫った。

公明党の提言を踏まえて政府が初めて策定した「孤独・孤立対策の重点計画」では、住まいのセーフティーネット(安全網)の強化やワンストップ相談窓口などの体制整備が課題だと指摘し、「早期に検討を開始すべきだ」と訴えた。

【女性活躍】山口代表は、男女の給与格差が解消されていない現状などに触れ、「女性の経済的な自立が重要だ」と強調。解決策の一つとして不足するデジタル人材を確保し、新しい働き方を実現していくことが必要だと力説した。岸田首相は、女性の経済的自立に向けた支援など女性活躍を柱とする「女性版骨太の方針」を今年夏までに策定する考えを示し、「女性が直面する課題を一つ一つ解決する」と述べた。

気象アドバイザー、地域防災に積極活用せよ

【防災・減災】山口代表は、地域防災力の強化に向け、地域に応じた気象災害予測などを行う「気象防災アドバイザー」を積極的に活用するよう強く訴えた。岸田首相は「自治体トップへの働き掛けを行い、活躍してもらえるよう取り組んでいく」と述べた。

また山口代表が治水対策の加速を求めたのに対し、斉藤鉄夫国土交通相(公明党)は、土地利用や住まい方の工夫として「浸水頻度を示した水害リスクマップを新たに整備する」と答えた。

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