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2022年1月15日

コラム「北斗七星」

昨年秋以来、北海道東部の太平洋沿岸に多大な漁業被害をもたらした赤潮。道などによれば年末までに収束したとはいえ、今年以降の漁への影響など先行きは不透明。不安は拭いきれていない◆赤潮の原因とみられる植物プランクトン「カレニア・セリフォルミス」は9~13度の低水温で活動できるといわれるが、詳しい生態は分かっていない。厳しい冬を迎えた道東沿岸で休眠状態となり、暖かさが増す春夏に再び活動を始める可能性も否定できないようだ◆一連の調査で、このプランクトンによる同様の被害がロシア・カムチャツカ半島周辺で一昨年に起きていたことが明らかに。プランクトンは親潮に乗り、およそ1年をかけて南下したとみられる◆今後の原因究明に向け、興味深いウェブサイトを環日本海環境協力センター(富山市)と名古屋大学などのチームが先ごろ公開。生活雑排水などによって海水中のリンや窒素が多くなる「富栄養化」が、世界各地でどうなっているかを示したものだ。赤潮の一因ともされており、問題の海域では高い水準ではないものの着実に進行していることが見て取れる◆海からもたらされるものは豊かな恵みばかりではないと、あらためて実感。それだけに地球規模の視野に立った情報交換や調査・研究が、さらに進むことを願う。(武)

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