ニュース
会場、人員確保 機敏に
北ミサイル、地域の安定損なう暴挙
記者会見で山口代表
公明党の山口那津男代表は11日午前、衆院第2議員会館で記者会見し、新型コロナワクチン3回目接種の前倒しなど新たに政府が示した対策について「国民に届くよう自治体とよく連携し、丁寧な説明を重ねて着実に実行されることを期待したい。公明党も党のネットワークを生かして対応していきたい」と力説した。
その上で、3回目接種の加速化に向けては「集団接種会場や医療従事者の確保が伴わないとできない。臨機応変、機敏にスピード感を持って対応することが重要だ」と指摘。冬場でも高齢者が接種会場にアクセスしやすい環境整備なども含め「確実なワクチン供給の見通しを示し、接種を加速してほしい」と強調した。
一方、北朝鮮が11日に弾道ミサイルを発射した問題で山口代表は「5日に続けて発射したことは極めて遺憾だ」と厳しく非難。政府に対し国民への情報提供や船舶・航空機の運航の安全確保、厳重な警戒監視態勢を求めた上で「地域の平和と安定を脅かす暴挙に対し国際社会と連携して対応してもらいたい」と訴えた。
原爆投下直後に降った「黒い雨」の被害者救済を巡り昨年末に政府が示した被爆者認定指針改定骨子案で長崎を対象外としたことには「救済される人と同様の状況にある長崎の方々は同様の扱いをすべきだというのが公明党の基本的な見方だ」との考えを表明。「長崎を同様の状況にあると見ることができない根拠は何か政府は丁寧に説明する必要がある」と述べた。