ニュース
若者が希望を持てる社会へ
10日を中心に「成人の日」街頭
演説ポイントを三浦青年局長に聞く
公明党は10日を中心に、各地で「成人の日」を記念する街頭演説会を開催します。その演説のポイントについて、党青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)で青年局長を務める三浦のぶひろ参院議員(参院選予定候補=神奈川選挙区)に聞きました。
不妊治療や奨学金返還、多くの支援策を実現
――公明党は毎年、「成人の日」を中心に街頭演説会を開催しています。どのようなことを訴えているのでしょうか。
三浦 街頭演説会では、成人を迎えられた皆さまの門出をお祝いするとともに、公明党が若い世代の皆さまに寄り添い、希望を持てる社会の実現に取り組む決意を訴えています。
――党青年委は若者の声を基に、さまざまな政策を実現させていますね。
三浦 昨年、前進したものだけでも多数あり、今年の演説のポイントです。例えば、携帯電話料金の引き下げや、不妊治療の保険適用に向けた助成制度の拡充、奨学金の返還を支援する自治体や企業の拡大などです。
――特に強調したいことは。
三浦 一つは、不妊・不育症への支援です。いよいよ4月からは、不妊治療の保険適用がスタートします。これは、公明党が若い世代を応援するため、若者や女性と力を合わせ進めてきた実績です。経済的な理由で治療を断念することがないように、また、治療を受けやすい働き方を選べるよう取り組みに力を入れます。
不妊治療への支援は、ユーストークミーティングでも多くの要望が寄せられていました。「不妊治療にかかる経済的な負担が大きい」との声を多く頂きました。ご自身やご友人の悩みについて勇気を持って発言していただいたことが、公明党の背中を大きく押してくれました。
――奨学金の返還を支援する自治体や企業が増えました。
三浦 地方への就職支援などを目的に導入事例が広がっています。これもユーストークの声を受けて推進したもので、地方議員の皆さんと連携しながら各地に広げていただきました。奨学金返還の負担軽減と若者の地方定住を後押しするため、引き続き取り組みます。
――ほかには。
三浦 心のケア対策の充実です。コロナ禍による接触機会の減少や労働環境の変化などで、ケアを必要とする人が増えています。心の問題に悩んでも、「どこに相談していいのか、よく分からない」という声をユーストークなどでたくさん聞いてきました。
その声を受けて、心の健康を自己チェックできるサイト「KOKOROBO」の開設や、悩む人を支援する「心のサポーター(ここサポ)」養成を進めました。
誰一人取り残さない社会をつくるため、心のケアに全力で取り組んでいることを街頭で訴えていきます。
ユーストーク、VAをさらに充実
――4月には、成人年齢の18歳への引き下げも実施されますね。
三浦 若者にとってクレジットカードやローンの契約など、できることが増える一方、消費者トラブルに巻き込まれるリスクも生まれます。演説では、公明党が推進してきた消費者教育を一層充実させ、被害の拡大防止を進める決意を訴えます。
――今年の党青年委の活動は。
三浦 ボイス・アクション(VA)などを通して若者の声を聴く機会を多くつくり、青年が動けば政治が動くことを“当たり前”な社会にしていきます。また、今年は「大衆とともに」との立党精神の発表から60年です。ユーストークやVAを通して、「大衆とともに」の精神を党青年委が先頭に立って実践していきます。さらに、コロナ後の社会を見据えて議論を重ね、新たな青年政策の提言を政府に届けます。
――都道府県青年局の取り組みについては。
三浦 地方と連携を取りながら各地域における課題を深掘りし、例えば昨年、東北で独自に展開していただいた若者の声を自治体の首長に届ける取り組みなども進めていきたいと考えています。