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コラム「北斗七星」
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大が懸念されているが、感染者数は低い水準となっている。“今のうち”にと、観光地や飲食店がにぎわっているという。確かに先日、友人と2人で行った居酒屋は、全てのテーブルがお客で埋まっていた◆年末年始の過ごし方や旅行に関する調査(株式会社旅工房)によると、「自宅で過ごす」という人は約8割、「帰省」が約2割。何をして過ごすかでは、家族や友人、恋人と会うという人は20.4%で昨年より5.9ポイント増え、自粛傾向は続いているが、外出再開の兆しがあるという◆人と会えば飲食する機会も増える。感染リスクを下げながら会食を楽しむ方法として、政府は①少人数・短時間で②座るときは正面や真横を避け、斜め向かいに③箸やコップは使い回さず一人一人で④飲食する時だけマスクを外し、会話の際にはマスクを着けて――などを守ってほしいと呼び掛けている◆新型コロナの“第6波”に備え感染拡大の防止強化策として、20日に成立した今年度補正予算には、公明党の主張で医療機関の病床確保やワクチンの3回目接種の無料化、治療薬の早期実用化に向けた支援などが盛り込まれた◆“今のうち”が続くよう、油断せず感染予防に努めながら、有意義な年末年始を過ごしたい。(越)