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食肉輸出拡大 支援せよ
衆院委で金城氏が初質問
今秋の衆院選で初当選を果たした公明党の金城泰邦氏は、22日の衆院農林水産委員会の閉会中審査で初質問に立ち、食肉のさらなる輸出拡大に向けた取り組み強化などを訴えた。
金城氏は、2021年の農林水産物・食品の輸出額が初めて年間1兆円を超えたことに言及。要因として新型コロナの影響から米国や中国の経済が回復しつつあることを背景に、海外で人気の高い牛肉などの輸出が伸びたことを挙げた。その上で、輸出に必要な食品衛生管理の国際基準「HACCP」に認定された食肉処理施設を増やすことが必要だと強調。沖縄県には食肉処理施設が6カ所あるものの、牛についてはHACCPに対応した施設がないと指摘し、認定に向け「プッシュ型の積極的な支援を行うべきだ」と訴えた。
金子原二郎農水相は「輸出に向けて必要なものは積極的に対応していきたい」と述べた。