ニュース
子ども食堂にタピオカ
移動販売業者が無償提供
名古屋市
恩田さんがタピオカ飲料を手渡す様子を見守る(右端から)加藤、犬飼両県議
愛知県を拠点にタイ料理やタピオカ飲料をキッチンカーで移動販売する「いっぷくAloi」はこのほど、社会福祉法人「フラワー園」(名古屋市)が開催した子ども食堂に協力し、タピオカ飲料30杯を無償提供した。
オーナーの恩田真美さんがキッチンカーでの営業を始めたのは2年前。販売を続ける中、経済状況の厳しい子どもたちにもタピオカを味わってもらおうと今年6月から寄付を募り、児童養護施設3カ所に届けていた。
公明県議が橋渡し
「より多くの人にタピオカを提供できないか」と考えた恩田さんは、友人である公明党の加藤貴志県議に相談。加藤県議から話を聞いた犬飼明佳県議が地元の中川区でこども食堂を開いているフラワー園を紹介した。
祖母、弟と共に同園を訪れた中学2年生の女子は「いろんな人と交流できて楽しい。タピオカもおいしかった」と満足げ。同園の小嶋明事業所長は「コロナ禍で子どもたちは1年半ほど見えない苦しみやストレスを感じてきた。フラワー園でタピオカを飲むという“非日常”を体験することで、気晴らしになったのでは」と語った。
恩田さんは「みんなが喜んでくれてうれしい。県議が橋渡しをしてくれて、ありがたい」と両県議に感謝していた。