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ワクチン2回接種の目標達成
希望者へ11月中に完了
3回目も無料で始まる
新型コロナウイルスワクチンの希望者全員への2回接種について、政府は1日、11月中に完了させるとした目標が達成されたと発表しました。
首相官邸によると、11月30日公表時点で、少なくとも1回接種した人の割合は国民全体の78.8%、2回目を終えた人は76.9%に達しています。堀内詔子ワクチン担当相は、希望者全員の2回接種完了を「達成できた」とし、「希望する方には引き続き、1、2回目接種をしてもらえるような体制はとっている」と話しました。
希望者全員への2回接種完了に向けて公明党は、今年1月に対策本部を設置。接種が円滑に進むよう、全国の国会議員と地方議員が一体となり、大規模接種会場の開設や打ち手の確保、接種会場までの移動が困難な高齢者の送迎などを後押ししてきました。
政府・自治体、医療関係者らの懸命な取り組みにより、接種事業は順調に加速。高齢者の優先接種が始まった4月の時点では、先進7カ国(G7)で最下位だった2回接種率は、11月中旬に1位となりました。接種率の向上に伴い、国内の新規感染者数や重症者数は低い水準での推移が続いています。
接種後、時間経過に伴い低下する発症予防などの効果を持続させるため、今月1日からは各地で3回目の追加接種が始まりました。
対象は、2回目接種完了から、おおむね8カ月以上経過した18歳以上の希望者全員です。先行接種を受けた医療従事者から順次行われ、65歳以上の高齢者への接種は年明けから始まる予定です。公明党の主張が実り、接種費用は1、2回目と同様に無料で受けられるようになりました。