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2021年12月6日

農産物輸出が初の1兆円へ

21年、牛肉や日本酒がけん引

農林水産省が3日公表した2021年1~10月の農林水産物・食品の輸出額は、前年同期比28%増の9734億円となった。海外で人気の高い牛肉や日本酒などが輸出をけん引した。政府は年間輸出額1兆円をめざしており、金子原二郎農水相は同日の記者会見で「輸出は引き続き好調に推移しており、1兆円の突破が確実な見通しとなった」との認識を示した。

農林水産物の輸出拡大は、新型コロナウイルス感染症の影響が弱まり、米国や中国などで外食需要が回復していることが主な要因。米国向けの牛肉や、米中両国向けのホタテが伸びた。

日本酒に加え、海外の品評会で高い評価を得ているウイスキーの輸出も堅調に推移している。

今年10月の輸出額は前年同月比14.9%増の1054億円と、単月としては過去最高を更新した。主な品目別では、ホタテが84億円、日本酒やウイスキーなど酒類は101億円だった。

農産物は、リンゴなど秋に収穫が最盛期を迎えるものが多く、輸出額は例年冬場に増加。また、クリスマスなどイベント向けにも輸出は増える傾向にある。

政府は農林水産物・食品の輸出額について、当面は1兆円をめざした上で、25年に2兆円、30年に5兆円との目標を掲げている。20年の年間輸出額は9860億円と過去最高だったが、1兆円には届かなかった。

生産者の所得向上に全力

党農水部会長 河野義博参院議員

公明党は、農産物や食品の輸出を後押しするため、生産性向上を図る基盤強化などを推進してきた。年間輸出額1兆円の目標突破の見通しが立ったことは評価したい。

その上で、大事な視点は、輸出額の増加が生産農家の所得増大にどこまでつなげていけるかだ。また、食料自給率の向上や、農林水産分野における脱炭素化といった取り組みも重要だ。あらゆる施策を動員して、重点品目の販路開拓や輸出産地への重点的な支援などに努めていきたい。

併せて、新型コロナの長期化や燃油高騰で影響を受けている農林漁業者を支える対応策も充実させていきたい。

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