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創価学会、今夏の参院選比例区で「公明党」支持を決定
創価学会は7日、東京都新宿区の学会本部別館で中央社会協議会(議長=原田光治主任副会長)を開き、公明党が支援依頼した今夏の第25回参院選の比例代表(比例区)選挙について検討・協議した結果、公明党への支持を決定した。同日、公明党の山口那津男代表に通知した。
協議会では、公明党について、(1)「大衆とともに」の立党精神を貫き、「軽減税率をはじめとした消費税引き上げへの対策」「未婚のひとり親への支援」など生活者の視点に立った政策実現に最優先で取り組んでいる(2)少子高齢化に対応する「全世代型社会保障」構築への施策や、国と地方が連携した「防災・減災対策」などを着実に実現、行政の信頼回復に向けた具体策を積極的に提案するなど、国民に安心をもたらすために欠かせない連立与党の要である(3)今回の参院選に向け、「良識の府」である参院にふさわしい見識と人格を兼ね備えた実力ある人材を公認候補として擁立した――などを挙げ、党の基本姿勢と行動を評価。党のさらなる努力に期待し、支持を決めた。
公明党は1月31日、創価学会に支持を依頼していた。
参院選比例区は非拘束名簿式で行われ、有権者は政党の名簿に載った「候補者の個人名」または「政党名」のいずれかを書いて投票する。
公明党は名簿登載予定者として、これまでに若松かねしげ、平木だいさく、新妻ひでき、山本かなえ、山本ひろし、かわの義博の現職6氏を公認している。
なお、創価学会は7日までに、参院選7選挙区について党都府県本部からの支持依頼を受け、該当の都府県社会協議会で、矢倉かつお(埼玉)、山口なつお(東京)、佐々木さやか(神奈川)、杉ひさたけ(大阪)の現職4氏、安江のぶお(愛知)、高橋みつお(兵庫)、しもの六太(福岡)の新人3氏への支持をそれぞれ決定している。