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この人に聞く 公明党の政務官
教育や文化の基盤強化に全力
文部科学大臣政務官 鰐淵洋子 氏
――再任の抱負は。
子育て・教育を国家戦略へとめざす公明党の政務官として、あらためて責任の重大さを実感しています。コロナ禍により、“子どもたちが学校に行けない”“舞台公演が開けない”といった苦しい日々が続きました。当たり前の日常を取り戻し、さまざまな事態にも対処できるよう、教育や文化芸術などの基盤を強化するため、全力を挙げます。
――具体的な取り組みは。
これからの時代に生き抜く力を育めるよう、きめ細かな指導体制の構築が必要です。小学校で始まった「35人学級への移行」を円滑に進めるとともに、中学校での実施をめざします。また、1人1台端末を使ったGIGAスクール構想の効果的な実施を引き続き進めます。
一方、子どもを取り巻く課題はコロナの影響もあり、さらに複雑化・多様化し、いじめや不登校、児童虐待、自殺などへの対応がより重要になっています。スクールカウンセラーなどの専門スタッフの確保、育成、配置充実を図ります。また、子どもたちに寄り添った相談体制の強化などにも取り組みます。
――文化については。
人々の心を勇気づけてくれる文化芸術の灯を守るため、今後も現場の声を丁寧に聴きながら、活動の全面再開などに向けた支援の充実を図ります。