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自由貿易 拡大へ協力
山口代表 駐日EU大使と意見交換
パトリシア・フロア駐日EU大使(右)の表敬を受ける山口代表=4日 衆院第1議員会館
公明党の山口那津男代表は4日、衆院第1議員会館で、昨年11月に駐日欧州連合(EU)大使に就任したパトリシア・フロア氏の表敬を受け、自由貿易の推進などについて意見交換した。平木大作、高瀬弘美両参院議員が同席した。
席上、山口代表は、今後の日・EUの関係強化に向けて「経済や安全保障など幅広い分野で協力を進めていきたい」と力説。また、1日に発効した日・EU経済連携協定(EPA)のメリットに触れ、「日・EUは、多国間協力の下で国際社会の貿易ルールをリードし、多国間主義の先頭に立つべきだ」と強調した。
大使は「日・EU関係は歴史的な時期にある。互いに自由貿易のリーダーシップを示さなければならないという意識を共有しており、EPAが双方に利益があることを示すことで、自由貿易が正しい道であると十分に示せる」と語った。
一方、意見交換では、6月に日本で開かれるG20(20カ国・地域)首脳会議について、気候変動や海洋プラスチックごみ問題など地球規模の課題を議題にしていく重要性を確認。山口代表は「日本が議長国として国際社会をリードし、新しい協調のムーブメントを生み出すべきだ」と述べた。