公明党トップ / ニュース / p21284

ニュース

2019年2月3日

コラム「座標軸」

あす4日は「立春」。暦の上では春のスタートである。江戸時代の暦の解説書『暦便覧』には「春の気 立つを以って也」と記され、冬が極まって春の気配が立ち始める日とされる。しかし、まだまだ厳しい寒さは続く▼昨年の首都圏での大雪も1月下旬の出来事だったし、政府が非常災害対策本部を設置した5年前の全国的な豪雪も立春を過ぎてからのものだった。まだ警戒は怠れない▼首都・東京で20センチを超える積雪は珍しく、昭和36年以降では10回。ただし、うち7回は2月以降だった。半面、江戸の暮らしぶりを描いた浮世絵には、雪景色が多いのも興味深い。隅田川が凍ったという文献や、品川で2メートルの積雪があったという記録も残っているから、驚きだ▼実は、江戸時代のうち西暦1800年前後は世界的に寒冷化が進み「小氷期(ミニ氷河期)」と呼ばれた時代だった。火鉢や炬燵くらいの暖房器具しかなかった時代、庶民はもっぱら着物や布団を重ね着して寒さを凌ぎ、「三寒四温」を繰り返しながら本格的な春の訪れを待ったようだ▼公明党は昨日、全国県代表協議会を開催。きょう3日は党幹部が各地で4月の統一地方選挙の大勝利に向けた全国遊説をスタートさせる。寒さを吹き飛ばし、心を一つに「勇み立つ春」としていきたい。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア