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2019年2月2日

厚労省 液体ミルク製造承認

国内2社が今春にも発売
育児の負担軽減、災害備蓄に期待
公明、早期解禁を推進

乳児用液体ミルクの試作品

手軽に使えて育児の負担を軽減!――。公明党が製造・販売の早期解禁を推進してきた国産の乳児用液体ミルクについて、厚生労働省は1月31日、明治と江崎グリコによる製造を承認した。これまで輸入品しかなかった液体ミルクの製造承認は初めて。消費者庁の販売許可を得て、液体ミルクの商品が今春にも発売される。

乳児用液体ミルクは、ふたを開けて吸い口を装着するなどすれば、すぐに飲め、常温で半年から1年の長期保存ができるのが特長。手軽に使えることから、特に夜間や外出時の授乳で効果を発揮すると期待されている。また、粉ミルクのようにお湯で溶かす必要がなく、災害時の備蓄品としても活用できる。

明治はスチール缶入り(240ミリリットル)、江崎グリコは紙パック入り(125ミリリットル)を計画している。価格は粉ミルクに比べ割高になるとみられる。

両社とも母乳に代わる「特別用途食品」として販売するには、今後、消費者庁の許可が必要となる。

乳児用液体ミルクについては、公明党女性委員会が2017年2月に同ミルクの普及に向け政府と意見交換を行うとともに、国会質問でも早期解禁・普及などを主張。これを受け、政府は、昨年8月に改正厚労省令を施行し、国内での製造・販売が解禁されていた。

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