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沖縄の首里城早期再建に全力
斉藤国交相ら視察
正殿跡を視察し、森口所長(前列右から2人目)から再建計画を聞く斉藤国交相(左隣)ら=21日 那覇市
斉藤鉄夫国土交通相(公明党)は21日、那覇市の首里城公園を訪れ、焼失した正殿など主要施設の復旧状況を確認し、再建計画について関係者と意見を交わした。党沖縄県本部の金城勉代表と上原章幹事長の両県議、地元市議が同行した。
一行は、国営沖縄記念公園事務所の森口俊宏所長の案内で園内を視察。火災を耐えて残った大龍柱の補修展示室、奉神門、正殿跡などを見て回った。
森口所長は再建工事の進捗について、「2022年度から本体工事に着手し、26年度までに正殿を復元する予定だ」と述べた。
斉藤国交相は、「首里城の文化財としての価値をしっかりと残しながら、防災・防火対策を進めていく。国交省として、まずは正殿の完成に全力を挙げていきたい」と語った。