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コラム「北斗七星」
30年を超える記者生活の中で、忘れられない議員の一人が先日、勇退した◆初めて出会ったのは24年前の11月。地方議員の活躍を取り上げる連載の取材でだった。通り一遍の質問をする北斗子に、本人は気乗りしない顔。思わず「一番言いたいことは」と問うと堰を切ったように、地域の政治や社会に潜む不正や惰性と戦う姿勢を熱っぽく語る。出身は大阪。“関西魂”の発露ともいえるその迫力に圧倒された。記事の内容が当初の“予定”から大きく変わったのは言うまでもない◆神奈川県箱根町の川端祥介さん。「議会質問は議員としての戦いの根本」であると、「求められればいつでもどこでも」の行動力と温かい人柄で受けた年平均250件を超える住民相談を基に、8期32年間で行った一般質問は126回を数える◆県内の町議を中心に政策を研鑽する場を設けようと県執行部と相談して20年余り前から始めた研修会は、既に70回を超え、議員の意識啓発や資質向上に大きく役立っている。公明新聞の広告でも、培った人脈を生かし、一つの面全部を一つの町の企業・団体広告で埋める全段広告を何度も達成した◆先日、久しぶりに連絡すると、変わらぬ元気な声。木訥さの漂う口調から、一地域人として“大衆とともに”戦うスピリットがびんびん伝わってきた。(唄)









