ニュース
命の共生をめざす
公明提出 動物愛護条例が施行
埼玉・川口市
市の担当者(左側)から話を聞く党川口市議団のメンバー(右9人)
埼玉県川口市では、人と動物が共生できる社会づくりのために制定された「川口市動物の愛護及び管理に関する条例」が10月から施行されている。公明党市議団(大関修克団長)は、条例案提出会派として条例制定を一貫してリードした。
同条例は全14条。「動物は命あるものであることに鑑み、みだりに排除してはならない」を基本理念に、市や飼い主の動物の虐待防止への努力義務を定めている。飼い主によるペットの病気の予防、子どもに命の大切さを教えるため、動物愛護に関する教育の推進なども盛り込まれている。
党市議団は、10匹の犬と30匹以上の猫が保護されている市動物管理センターを先ごろ視察。担当者は、同条例制定を機に「飼い主に狂犬病などペットがかかる病気予防とともに、動物の遺棄や虐待防止の呼び掛けをさらに進めていく」と話していた。大関団長は「条例を基に動物の命もしっかり守っていきたい」と語っていた。
党市議団は一貫して犬と猫の殺処分ゼロを訴え、動物と人が共生できる社会のため、条例の制定を提案してきた。