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被災入所者も一安心
全国初 福祉仮設住宅を視察
北海道安平町で若松氏ら
福祉仮設住宅で担当者から説明を受ける若松氏(右から3人目)と佐藤(英)氏(右隣)ら=20日 北海道安平町
公明党の若松かねしげ参院議員(参院選予定候補=比例区)と佐藤英道衆院議員は20日、北海道胆振東部地震で甚大な被害に見舞われた安平町を訪れ、このほど入居が始まった福祉仮設住宅を視察した。工藤秀一町議と東千吉・むかわ町議が同行した。
同町では、地震の影響で特別養護老人ホームが半壊。敷地内に液状化現象などが発生し、入居者36人は町内のグループホームなどに分散して避難生活を送っていた。今回、整備された仮設住宅は、プレハブ平屋建てで、約1400平方メートル。一行は「1人部屋」「2人部屋」「4人部屋」のある居室棟や、食堂などに利用する集会所、介護機器を導入した機械浴室などを見て回った。
案内した道保健福祉部の担当者は「大規模災害の被災地で、こうした大型の福祉仮設住宅が建設されるのは全国初」と説明。同施設を運営する社会福祉法人「追分あけぼの会」の上野喜博理事は「入居者や家族も一安心している。入居期間が終わる2年後までに、新築移転をめざす」と述べた。
視察を終えた若松氏は、「高齢者らの生活再建に向けた支援策の充実に、今後も全力で後押ししていく」と語った。