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2019年1月20日

コラム「座標軸」

歴史はときに突如、一人の人物を激動の世界史に引き込む。ルーズベルト米大統領の急死で、ホワイトハウスの主となったトルーマン氏は好例だろう。第2次大戦の終結と戦後処理、米ソ抗争、国際連合の誕生など、国際情勢が変乱する中で米国主導の世界秩序を築いた。余人の遠く及ばぬ足跡だ◆背負った重責は、いかばかりだったか。就任9カ月ごろの心情を回顧録に綴っている。「身を縛る責任の鉄鎖には終わりがなく、わが身が大統領であることを忘れることは、夢にも許されなかった」(堀江芳孝訳 恒文社)◆さて、きょう20日が就任から2年となるトランプ氏の脳裏には何が去来しているだろうか。イラン核合意など、米国が去った多国間の枠組みや協定は大きく揺らいでいる。通商分野の国際協調の仕組みも、米国の「2国間交渉」によって色あせた。一方で、朝鮮半島の非核化を巡る北朝鮮との初の首脳会談は世界の度肝を抜いた◆およそ規格外れであり、出来合いの物差しでは測れぬところがある。ただ、将来の絵図面をどこまで描いた上での決断なのか。不安は付きまとう◆自身の一挙一動が国際社会をいかに振り回すか。さぞや体感したであろう。わが身が世界一影響力を持つ大統領であることを夢にも忘れないでほしい。

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