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静岡・熱海市の土石流災害 復旧・復興を後押し
盛り土崩落現場視察
斉藤国交相
盛り土崩落現場で難波副知事(右端)と意見を交わす斉藤国交相(左から2人目)=8日 静岡・熱海市
斉藤鉄夫国土交通相(公明党)は8日、静岡県熱海市を訪れ、7月の土石流災害の起点となった盛り土の崩落現場などを視察した。大口善徳衆院議員が同行した。
この災害では死者26人、行方不明1人の人的被害が出た。崩落現場で、難波喬司副知事は不適切な工法による盛り土の問題点や崩壊の仕組みに関する推察、県・市による災害原因の究明体制などを説明した。
視察後、斉藤国交相は記者団に「被災者に寄り添った復旧・復興が進むよう、しっかりと後押しする。盛り土を巡る法整備は、国土交通省としては積極的に対応したい」と語った。
これに先立ち斉藤国交相は建設産業の人材育成機関「富士教育訓練センター」(静岡県富士宮市)を訪れた。